令和4年度は新型コロナウイルス感染症拡大前のように,4月から学校を始めることができることを喜ばしく感じております。
 コロナ禍三年目を迎え、学校では感染予防策を講じながら、可能な限りで教育活動を実施しようと考えています。「子供たちの学びを止めない」こと,子供たちに学校でしか味わえない活動に取り組ませることは,成長過程の子供たちにとって欠くことができないものと思います。保護者や地域の方々を招いての活動も少しずつ広げながら学校・家庭・地域が協働して子供たちの成長に努めていきたいと思います。
 さて,本校の子供像は,校木「アカシア」にちなんで「明るい子ども」「賢い子ども」「親切な子ども」「諦めない子ども」を掲げております。そのために,子供たちには「考える」方法は一つだけではなく,「一つ一つ積み木を積むように考える」「くっつけたり,ばらばらにしたりしながら考える」「絵などに描いて考える」「実際の場所に行ったり,体験したりしながら考える」など,様々な方法から自分に合った仕方で取り組んでほしいと思います。また,「考える」ときには「見方を変える」ことも大切であり,「見方を変える」ことで新しい気付きができると思います。このことは,昨年度より取り組んでいる「リーダー・イン・ミー」にもつながっていくことでしょう。加えて,これまで取り組んできた「あいさつ+1運動」も継続し,明るく,笑顔でいっぱいの学校になるように,子供たちに働き掛けていきたいと思っています。
 ウィズコロナで教育活動を実施していくためには,保護者の皆様の御理解と御協力をしていただくことが必要です。子供たちの成長のためによろしくお願いいたします。

                 令和4年4月8日

                   美里町立小牛田小学校 校長 佐藤 卓也