1 「原則として校外に持ち出さないこととする情報」の種類
 (1)  職員及び児童・保護者に関する個人情報
① 名簿管理
・児童名簿(氏名,学年,学級,住所,地区名,生年月日,電話番号(携帯電話番号),性別,保護者氏名,保護者職業,保護者勤務先,緊急連絡先,兄弟姉妹の氏名等)
・家庭環境調査 
・PTA役員名簿,緊急連絡網,徴収金台帳等 
・出席簿
・教職員名簿(出勤簿,履歴書,各種休暇簿,給与・福利厚生関係等)
② 保健記録管理
・健康診断票(身長,体重,座高,聴力,視力,歯科,眼科,耳鼻咽喉科,レントゲン,心電図,ツベルクリン反応等の検査結果,治療報告書,個人保健調査カード等)
③ 成績記録管理
・指導要録,除籍簿,卒業台帳,修了台帳,成績一覧表・控え,生徒指導の記録,通信票・控え,補助簿等
(2) 上記(1)以外に,外部に公開された場合に支障が生ずると判断されるものや個人が特定されるもの。
・学校日誌 ・保健日誌 ・各種会議の資料(職員会議,生徒指導,特別支援等)


2 「原則として校外に持ち出さないこととする情報」の保管及び管理
 (1) 個人のコンピュータのハードディスクに上記1-(1)①②③(2)に関わる情報の内容は,記録や保存をしない。
 (2) 上記1-(1)①②③(2)は,学校保管用USBメモリ,または学校用パソコン(ハードディスク)に保管する。
 (3) 上記2-(2)のUSBメモリは,教頭が管理・保管する。各担任等が校内で使用する場合は,教頭に申し出て使用し,使用後は教頭に返却する
 (4) 学校用コンピュータやUSBメモリに保存する情報は,ユーザーID,パスワード等のプロテクトをかけ,関係者以外情報を取り出せないようにする。


3 業務遂行上やむを得ず学校保管用USBメモリを校外に持ち出す場合の配慮事項
 (1) 「校外持ち出し簿」に記入し,校長の許可を得る。
 (2) 盗難防止に最大限の注意を払う。
 (3) 家庭で使用するコンピュータがインターネットに接続されている場合には,インターネットへの接続を物理的に切断してから使用するなど,情報漏えいに十分留意する。


4 情報管理に関する留意事項
 (1) 指導要録,健康診断票,出席簿等の公簿は,校外に持ち出さない。
 (2) 通知票,家庭調査票,個人情報に係る諸表簿を校外に持ち出す場合は,校長(教頭)の許可を得てから厳重に管理し,使用後は速やかに所定の場所に戻す。
(3) 指導要録,通信票等のコピーを作成した場合,使用後は速やかにシュレッダーにかけて処分する。
 (4) 職員名簿,児童名簿,児童写真等の印刷物は,年度が終了した時点で各自の責任のもとで確実に処分する。 
(5) 諸表簿やデータ等を持ち出す場合は,寄り道をしたり車内に置いたまま車を離れたりしない。
 (6) 個人のパソコンを校務に使用する場合は,必ずウィルス対策ソフトをインストールする。(ウィルス対策ソフトをインストールしないパソコンを学校のネットワークに接続したり,作成したデータを学校のパソコンやUSBメモリに保存したりしないこと。)
(7) 万一,個人情報の入った書類,パソコン,データ等を紛失した場合は,速やかに校長に報告し,指示を仰ぐ。
(8) 担任している児童等の個人に関することを外部の機関や病院等に相談する場合は,必ず事前に校長の許可を得る。
(9) 私用の携帯電話に校務関係の情報(電話番号等)を入力する際は,必要最低限度のもとし,必要期間が過ぎたら速やかに消去すること。