6年生 プロフェッショナルの生き方に学ぶ

今日は,6年生の国語の授業に外部講師をお招きしました。
地元出身の作家であり作曲家でもある佐藤三昭様にお出でいただきお話を伺いました。

たくさんお話をいただきましたが,幾つかご紹介します。

三昭氏の大叔父は,仙台藩伊達家の家臣早川家の末裔(最後の武士)だったそうです。
その大叔父は,10歳ほどの三昭氏に2つの言葉を繰り返し話して聞かせたそうです。
「感情生活」と「若いときは狭く深く,年を重ねてからは浅く広く生きなさい」
自分の感覚や感情を信じて,一つのことを取り組み続け,自分らしく深めてゆくことと三昭さんは感じたそうです。

<続ける>
自分に負けないこと。勝負の分かれ目は,常に自分の中にある。
環境や多くの人にすぐに認めてもらえないことを嘆いてはいけない。
誰かの評価を気にしすぎず,また流されないことが大切。
「失敗とは成功するまで続けなかったことである」という言葉もある。
うまくいかないことや失敗はたくさん起きてしまうが,そこでやめないこと。
一つのことを始めたら,10年後の形をイメージして取り組む。
それをやめずに,計画にしたがって続けていけるかどうかが重要。
自分にしかできないこと,自分がやるべきことを行う。

自分の道を歩んできた三昭氏の言葉は,子供たちの心に届いたようでした。

最後に三昭氏は,黒板に「慮る(おもんぱかる)」と書かれました。
「人のことを深く思いやること」と説明され,「どんな仕事をしてもこの心を忘れないで欲しい。」
と子供たちに語りかけていました。

芸術鑑賞教室で,来校した折,「何かあったら呼んで下さい。」と言って下さった一言から始まった授業でした。
貴重な機会をいただき,ありがとうございました。

なお,授業の様子は,河北新報と大崎タイムスも取材に来ていました。
そちらの記事も見ていただけたら,授業の感じが伝わることと思います。
どうぞご覧下さい。