関わりの中で,共に学び,共に育つ

小牛田小学校の学校教育目標の副題です。
新型コロナでできなかった教育活動があります。
それは,兄弟学年の交流です。


単級の学校では,クラス替えな行われず,学級内の人間関係が固定化しがちです。
そこに異学年との交流を仕掛けると変化が起きます。
「へぇー,○○って小さい子のお世話が上手なんだ。」
新しいパラダイムができます。
また,子供が主体的に動き始めます。
上学年の子は,「私のペアの子のために頑張ろう。」
下学年の子は,「ペアのお兄ちゃんにかっこいいところを見せよう。」

新型コロナの影響で,小牛田小学校に赴任してきてから取り組むことができませんでした。
だんだんと流行が収まってきたので,令和4年度は取り組めそうです。
そう思って,職員に来年度の学校経営方針を話す機会に兄弟学年の交流に来年度は取り組みたいという話をしました。
そうしたところ,早速取り組んだ学年があります。

2年生と5年生です。
先日の図画工作と国語の交流で,効果を目の当たりにして、再度交流を企画してくれました。
今回のテーマは,長縄跳びです。
2年担任の福士先生は,小学2年生の時に3分間で103回という記録を記憶しているそうです。
自分の担任する2年生にそれを超えてほしいという願いを持っています。
学級単体で取り組ませるよりも交流しながら取り組んだ方が効果的だと判断した先生は,5年担任の田中先生に相談しました。
田中先生は,5年生に内容を話します。
交流が大好きな5年生です。
その日から,かっこよいところを見せるべく,自主練が始まったそうです。
そして,今日の1時間目。
2年生の前で5年生が跳んで見せました。
さすがは5年生です。
楽々と3分で107回を跳んで見せました。
その後は,ペア同士で、跳び方のこつの伝授です。
うれしそうな2年生,5年生の顔。
今日も朝からいいものを見せてもらいました。
これからも交流は続いていくようです。
ここでもその様子をお知らせしていきますね。